受験に失敗した子どもに、親はどう声がけするか?

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三月も半ばに近づき、受験の結果が出そろいつつある時期です。
希望の学校に合格し、喜びにあふれる方々がいる一方で、残念ながら希望が叶わなかったお子さんもいらっしゃると思います。
そんな時、お子さんのがんばりを見守って来たご両親も深く心を痛めていらっしゃることと思います。
そんな時、傷ついたお子さんに、親としてどんな声がけができるでしょう?

今日はこの視点から書いてみます。
あくまで私の考えですので、ご参考程度にお願いします。

こんな人向け がんばって受験勉強をしていたけれど不合格、親としてどう声をかけるべき?
伝えたいこと 子どもの気持に寄り添いながら、いい経験に変えられますように!

親からの言葉は重い

まず確認しておきたいことは、高校にしろ大学にしろ、受験生であるお子さんは、まだまだ子どもです。
表面的には反抗的で生意気だったりすることもありますが、心の底では親を頼りにしている。自分でも気づかないくらいの心の奥底の深いところでは、親に依存している面が大きいものです。

ですから、親の声がけというのは、お子さんにとってかなり影響があるものだと思ったほうがよいと思います。つまり、そこそこ「重く」響くものだということ。

「どう声がけしようか悩んでいるのに、重く響く、などと言われてはますますどうすればいいかわからなくなった。」

・・・ですよね。
私もそう思います。

慌てた声がけは見透かされる

なので、まずはそういう気持ちをそのまま、親御さんも表していいんじゃないでしょうか?
下手に慰めるような声をかけるのではなく、まずはお子さんと状況を共有する。

慌てて取り繕うような励ましをしてみたところで、子どもには見え透いてしまいます。それは余計にお子さんにとって辛く響くでしょう。
お子さんの傷ついた心に寄り添って、静かに現実を受け止める時間を、親御さんも持ってよいと思います。ほかならぬ親御さん自身もまた、傷ついていることでしょうから、静かに心を癒す時間を、お子さんと一緒にもつ。

## 親として、子どもを導くゴールを意識する

ですが、親御さん自身がその悲しみにどっぷりと流されてしまってはいけません。
やはりそこは親。お子さんの様子を見ながら、その心の中がどう動いているのかは、敏感に見てあげてください。

不合格後の局面で目指すべきゴールは、お子さんの傷ついた心を癒し、再び前向きな気持をもって生きていけるよう導くことです。親御さんとしては、この点ははっきり意識しておいたほうがいいと思います。

なので、お子さんが挫折感から自己憐憫に浸るように見えたら、その沼から引き上げてやらなければなりませんし、逆に強がってばかりいるようなら、じっくりと現実と向き合うよう、やんわりと示唆しなければなりません。

現実と向き合うこと

立ち直りのプロセスの前には必ず、現実としっかりと向き合う、というプロセスが必要だと思います。そのためにはやはり、傷ついた心を癒すための時間が必要。
先ほどの、状況を共有する、という期間を一定程度持ったなら、お子さんの様子を見極めつつ、親は普段通りの落ち着いた暮らしに戻して行くのがよいと思います。

落ちた事を責めたりするのは論外ですが、はれ物にさわるような態度もよくないような気がします。普段通りに接しながら、子どもが落ち着きを取り戻すのを待つ辛抱強さが必要かと思います。

子どもはいっぱいいっぱい

健気なことに、子どもは親を気遣ってもいます。
不合格で申し訳なかったな、お弁当や夜食を作って応援してくれたお母さんに申し訳ないな、そんな気持で自責の念にさいなまれている場合も、かなりあると思います。

不合格という現実を前に、挫折感と、この先どうすればいいのかという悩みに押しつぶされそうになりながらも、さらに親を気遣っている。
子どもにとって、不合格とはそれほど大きな動揺と重圧を課される出来事。

「それでも人生は続く」

このように、いっぱいいっぱいになっている子どもを前に、親は無言のうちに人生経験を見せつけていきます。

「不合格は確かに残念だったけれども、それは長い人生の一つの出来事に過ぎない。」
少なくとも子どもの二倍くらいは長く生きている親の立場からすれば、そんな風に見えているのだ、ということを暗に伝える。
平常通り振る舞う、ということには、そういう意味があると思います。

要は、「これで人生が終わるわけではない」ということ。
「それでも人生は続く」ということ。
それをまず子どもに、言外の言葉でもって伝えたいと思います。
もちろん言葉で伝えても構いませんが、言葉だけ空回りしないように

普通に暮らすことで伝わるもの

上のような考えがしっかりとお子さんに伝われば、ほぼ八分通りは峠を越したと思ってよい、と私は考えています。
子どもの気持に余裕が出て来たな、と感じたら、この不合格は新たな局面へのスタート地点なのだということを認識させるとよいと思います。
浪人することを決めた方でしたら、例えば志望校をグレードアップしてみる。偏差値で決めてしまった進路をもういちど考え直してみる。
第一志望の学校ではないところに行くとしたら、その進路のよい面を探してみる。

不合格直後にこういうことを言っても、その時の気持と噛み合ない場合があります。
悲しみ>状況認識>心の癒し>余裕
といったプロセスを経るには、一定程度の時間がかかります。
なので、タイミングが重要です。
その見極めは、お子さんの一番近くで過ごして来た親御さんにしかできない。

受験に失敗した子どもに、親はどう声がけするか?

失敗こそ、学びのチャンス

うまく立ち直れば、お子さんは確実にひと皮むけた人間へと成長すると思います。
それは、すんなりと合格してしまった人にはあり得ない成長でもある。
これ、負け惜しみとかじゃ全然ありません。

失敗でいっぱいいっぱいになった経験から立ち直れれば、失敗を糧にすることができる人間になります。
また、失敗した人の気持がわかる人間になります。
この二つは、その後の人生において大きな資産となるでしょう。

永遠に勝ち続ける人間はいません。
いずれは挫折を経験し、そこから学んで成長することを覚える。
それが早いか、遅いかの違い。
早い方がむしろいいかも知れないと思うのは、遅くなればなるほど、折れやすく学びにくい人間になる可能性があるからです。

親御さんご自身がこのことをあらためて認識し、お子さんにしっかりと伝えることができたら、受験の失敗は決してネガティブな面だけではないことが、心から実感できると思います。

合格しても人生、不合格でも人生。

どちらも成長の糧にできさえすればいい。
僭越かとも思いますが、私は心から、そう思っています。

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