田中貴金属工業がジカウイルスをイムノクロマト法で簡単検出!実用化はいつから?

リオ五輪がいよいよ近づいてきました。
世界中の選手たちが繰り広げる熱戦が今から待ち遠しいですが、その楽しみの一方で気がかりなこともあります。
リオがあるブラジルを中心に中南米で猛威を振るっているジカ熱の感染が、リオ五輪を契機に一気に広まるのではないか・・・もしそうなれば厄介です。

ジカ熱検知に朗報

ご存知のとおりジカ熱は、症状そのものはさほど重篤ではないものの、妊娠中に感染すると胎児の脳に深刻な影響が生じます。具体的には、頭部が極端に小さい小頭症児が生まれるリスクが大きくなる。

まだ謎も多いこのジカウイルス。検査に時間がかかるのが難点のひとつでしたが、この件に朗報が伝わってきました。
日本の田中貴金属工業が、ジカウイルスを10から15分で検出できる試薬を発表したのです。

これまでは半日から一日かかっていたと言いますから、大きな飛躍ですね!

ジカ熱の蔓延を防ぐには手軽な検知法が不可欠

ジカ熱の感染はネッタイシマカやヒトスジシマカを媒介にして広がります。
ジカウイルスをもった蚊に刺され、気づかないまま感染しているというケースもけっこうある。

さきほども書いたとおり、ジカ熱そのものの症状はごく軽かったり、そもそも出ないこともある。
見分けるのにこれといった明瞭な特徴があるわけでもありません。
そのため、ジカウイルスに感染しているかどうか、気づくことそのものがけっこう難しい。

そのため、感染に気づかないまま、知らないうちにジカ熱を広めている、という流れが起きてしまうと収拾がつきません。
このプロセスを食い止めるには、簡単にできる検査法が不可欠だったわけです。

これまでもジカウイルスの抗体を簡単に検出する方法はありましたが、ウイルスそのものを検出するわけではなく、この点で今回の田中貴金属工業の試薬はたいへん期待が持てます。

田中貴金属工業の意外な事業

田中貴金属工業と言えば金の積み立てやプラチナなどを扱っているイメージですが、こうした貴金属を使用した工業製品や、医療関連の事業も展開しています。

2010年には金の微粒子を利用した前立腺がんの診断キットを開発しています。
今回のジカウイルス検出方法も金コロイドを利用したものだそうですが、金コロイドの利用ではほかにもインフルエンザや、アレルギー物質を検出する試薬の実績もあります。
専門家ではないので詳細はわかりませんが今回の試薬は、イムノクロマト法と呼ばれる方法で、ジカウイルスを赤く発色させ、目で見て確認が可能とのこと。

http://pro.tanaka.co.jp/topics/fileout.html?f=164&_ga=1.165137471.1200013456.1465439832

単に私が知らなかっただけですが、意外なところから意外な成果が生まれるものですね。

田中金属工業は今後、医療メーカーと提携、試薬を提供して臨床評価を積んで行く見込みです。

実用化が待たれますが、いつ頃になるのでしょうね。

スポンサーリンク
AD1
AD1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
AD1