OAR(オー・エー・アール)の意味を調べたらロシア代表ではないことがわかった件〜平昌オリンピック

平昌オリンピックが始まり、テレビの放送はスケートやらスキーやらで席巻されています。
そんな中、中継を見ているとちょいちょい聞こえている「オー・エー・アール」という単語。

オリンピック・フロム・ロシア」という意味らしいのですが、これってどういうこと?

なぜ簡単に「ロシア代表」と言わず、OARと言っているの?

こんな疑問を感じる方も少なくないでしょう。
自分もその一人です。

というわけで、このOARの意味、OARが生まれた背景を確認してみました。

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OAR(オーエーアール)の意味

冒頭でも書いたとおり、OARは「Olympic Athlete from Russia」の略称。
それぞれの単語の頭文字をとっているんですね。

意味は「ロシアの(からの)五輪選手」となります・・・そのまんまですが。

なぜOARが生まれたの?

では、どうしてロシア代表と言わずにOARと言っているのか?
選手たちは皆ロシアの選手なのですから、わざわざそう言わないのには何か理由があるのでしょう。

OAR誕生の背景にあるのは、ロシアのスポーツ界に蔓延するドーピング問題

2016年のリオ・オリンピックでは、陸上や重量挙げなの選手が100名以上も出場禁止になりました。その中にはかなり有名な選手も含まれていて、世界に波紋が広がりました。そして、オリンピックに続くパラリンピックでは、なんとロシア選手団の参加が全面停止・・・たいへん残念な事態に至ってしまったわけです。

 
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ドーピング、おそロシア

ドーピングは、皆さんもご存知と思いますが、薬物を使うなどして一時的に身体能力を向上させる、文字通りの禁じ手。不正であると同時に不健全でもある、いわば闇の裏技です。検査に使う検体をすり替えるのは序の口で、自分の血液を輸血するなどの荒技もあるそうです。

当然というべきか、副作用もあり、選手の健康そのものをも損ねてしまう
アンフェアなだけでなく、人道的にも問題行為なわけです。

ドーピングの背景

そこまでして勝ちたいか? と感じますが、日本のアスリートと違ってロシアでは、メダリストとなると生活が一変するそうですね。

以前フィギュアスケート王者のプルシェンコ選手の自邸がテレビで取材されていましたが、家族それぞれにバスルームがあるなど、それはもう途方も無い豪邸でした。さらに、自邸とは別に豪華な別荘も持っているという。
社会的な身分や生活全般が保証されることは、もちろんです。

これに比べると、日本のアスリートの競技生活後の話を聞くと不憫になります。ですが、上のような事情が、ドーピングを促進する土壌にもなっている。おそらく、選手だけではなく、メダリストのコーチもそれ相応のご褒美というか、「いいこと」があるんでしょう・・・これはあくまで推測ですけど。

ドーピングは国家ぐるみ

そして、このような好ましくない事態が、選手個人と彼らの支援グループにとどまらず、ロシアの国家ぐるみであることが世界アンチ・ドーピング機関(WADA)によって認定されました。ロシアのスポーツ省の指示で検査結果を書き換えたり、尿検体をすり替えたりしていた、とされています。おまけに大臣も関わっていたとか。

こんな具合で次々に明るみに出るロシアのドーピング体質に、IOCのトーマス・バッハ会長はロシア選手団の参加を認めないと発表(2017年12月)。ロシアは国としてオリンピックに参加できないことになったのです。

ロシア選手団と、ロシアからの選手団

こうした経緯から、ロシアは平昌オリンピックに自国の代表を送り込むことができなくなりました。

その上で、ドーピングの疑いがないと認められた選手たちが、個人として平昌オリンピックに参加できることになりました。これがロシアからの選手・OARです。

一時はロシアが平昌オリンピックをボイコットするのでは、という懸念もささやかれましたが、そんなことにならなかったのは幸いでした。

通常とは異なる立場で競技をすることになったロシアの選手たちですが、それぞれベストなパフォーマンスを出して欲しいですね。

OARの選手たち、勝ったら報酬はどうなるんだろう?

そうは言ってもロシアの選手たち、内心は複雑なものを抱えているかも知れませんよね。
これまでロシアを代表して練習してきたはず。国を背負うことはプレッシャーでしょうけど、自負にもなるでしょう。自分たちはドーピングしていないとしても、ロシアスポーツ界が不名誉な状況に陥っていることは気になっているかも知れない。このあたりOARの選手たちがどう感じているのか、実際のところはわかりません。

それと、現実の問題として、個人の資格で参加した選手たちがメダルを勝ち取った時、どうなるのか?
これまでの五輪勝者、例えばさきほどのプルシェンコ選手のような報酬と保証がなされるのか。
こういう点も、下世話な話かも知れませんが、気になります。でも情報を探しきれませんでした。

OARは、とりあえずロシア代表ではなく、ロシア国籍の個人参加選手というイメージでよいと思うのですが、突っ込んで考えるとまだまだ疑問がいっぱい・・・いろいろ気になるOARです。

今後に向けて

OARの選手たちは、個人参加とはいえ大国ロシアの第一線の選手たちです。競技を見ていればその強さは一目瞭然。フィギュアスケートを筆頭に大活躍っぷりを見せつけています。

不正なことをしなくても十分に戦えるわけですから、ぜひ業界(?)の体質をあらためて、フェアでクリーンな体制で各種競技を盛り上げてくれるようになることを願いたいですね。

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