個人的なダイエット日記として出発したこのブログ、右手に早起き、左手にウォーキングということで、三本柱でやってきました。10kg減量に成功、その後も割と安定しているいま、振り返るとしみじみ感じることがひとつ、割とはっきりした形で浮かび上がって来ました。
で、これってけっこう大事なことかも知れない、と感じてます。
自分で忘れないためにも、今日はこのことを書いておきたいと思います。
来てくださった皆さんのヒントになることが何かあれば、なお嬉しいです。
North Lake, Ca – Red Dawn and the great migration. / ™ Pacheco
こんな人向け | いろんなダイエット情報にふりまわされて疲れ気味。もう、どうすりゃいいのっ! |
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伝えたいこと | いちばん役立つ情報は自分のなかに眠っている、かも。 |
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ダイエットは生活習慣づくり
4ヶ月で10kg減量した私のダイエット方法は、早起きとウォーキング。それと食事制限をやんわり。
これらを、自分にとって無理のない形で生活に取り入れながら、体重を観察しました。多少の増減には目をつむり、つけたグラフに減量傾向が表れる生活パターンを模索、見つかったらそれを繰り返す。繰り返し続けられるように、楽しみを見つけたり、ブログを書いたりして、とことん習慣化していく。そんなやり方をしてきました。
そして思うのは、結局、、、
ダイエットって生活習慣づくり
だということです。
いろんな人がいろんなことを言います。私もここでノウハウめいたことも書いてますが、やっぱりダイエットに成功した人が口を揃えるのは「ダイエットしていない」ということ。
逆説的なようでいて、結局のところ成功した人はみな、太らない生活習慣に切り替えることに成功した人たちなのです。
習慣だから努力は要らない。言ってみれば惰性みたいに、太らない暮らしを淡々と繰り返しているうちに、自然に減量が実現した。
汗水たらして運動し、必死に耐えて食事制限、だけどさっぱり体重が減らない・・・そんな努力家ダイエッターを尻目に、
「ダイエット、してたっけ?」
てな感じ。しかも、そんな風だからこそ、減量した後もリバウンドしない。
ずるいっちゃずるいですね(笑)
でも、ダイエット中の皆さんもこうなれると思うし、こうなったほうが、成功しやすいわけです。
鍵はストレスをためないライフスタイル
新たな生活習慣を作る時、成功の鍵としてフォーカスすべきはストレスです。
言わずもがな、現代生活は右も左もストレスだらけ。人類は何のために文明社会を作ったのか、と思えるほどストレスフルです。
この渦中、私たちが手に入れたいのは新しい習慣。日々延々と繰り返すことになるものですから、そこにストレスがあるとうまくいきません。できる限りストレスにならないものを選んだ方がいい。
ところがここで多くのダイエッターは間違えてしまう。
- 望みを手に入れるには努力が必要。
- 努力とは耐えること。
- よし、食べるのを我慢しよう。or 激しい運動で負荷をかけていこう。
ただでさえストレスに囲まれた中に、さらにストレスを抱えるようなことをすれば、どうしたって継続しにくいですよね。もちろん、この方向で成功した人もいると思いますが、少数でしょう。そもそも、辛いです(笑)。
ということで、何か取り入れるのでしたら、それが自分に合ったこと、自然な自分のまま取り組めること、が一番いいと思うのです。
やるのが楽しいこと、好きなこと。また、それをしている自分を好きになれるようなこと、そう言い換えてもいいのかも知れません。
「ダイエットのためなんだから、当然、運動系を取り入れるんですよね?」
・・・というわけでは、必ずしもありません。
カロリーを消費すれば確かに捗ると思います。ただ、理由はもうちょっと後のほうで書きますが、運動してなくても痩せている人はいくらでもいますよね。
重要なのは自分自身を知ること
さて、ご自身を振り返って、いかがでしょう?
自然な自分のままとりくめること、皆さんすぐに思い当たりますか? それとも、いきなりはちょっと難しいでしょうか。
いきなりは難しいけど、きっと見つかる
すぐに100点満点なものが見つからなくてもいいと思います。そういう人は少ないでしょうし、やっているうちに好きになる、ということも大いにある。試行錯誤はむしろ大いにあっていいと思います。
私の場合はたまたまウォーキングが自分に合っていた。
歩くのが好きと言えば好きですが、やむにやまれず歩いているうちに好きになっていった、という面も大きいです。そしてある時、早起きして歩くと数倍楽しめることに気づいて、今に至っています。
以前は5時半でわくわくしていましたが、このごろはすっかり4時半になりました。
「そう言われても、自分には・・・」
ちょっと難しいな、と感じた方もきっと見つけられると思うので、どうぞ取り組んでみてください。というのも実は、ストレスなく取り組めることを見つけ出すことこそ、本当に重要なことだと感じるからです。
冒頭書いた「しみじみ感じること」というのも、まさにこれなんです。
自分の幸福を訪ねる
好きなこと、自然でいられること。心から楽しいと感じることができ、幸福感を得られること、そういうことを見つけ出すことがとてもたいせつ。
でもそれは、他の人から教えてはもらえない。
自分自身で探さなければ見つけられないものなんですよね。
ここが難しく、しかし効き目のあるキモなんです。
これ、言葉にするとズバリ「自分の幸せ」ってことになると思ってます。
自分が求める幸福をはっきりさせ、それを暮らしの一部として習慣化できれば、毎日が落ち着いた幸福感に浸されて行くはずです。
落ち着いた、というところにもちょっと注意して欲しいんです。
今の世の中で幸福とされているものって、刺激的なものが多いですよね。食べ物だったら甘かったり脂多めであったり、娯楽であれば享楽的、ややグロテスクだったりもします。
これは消費を中心に経済が回っている社会だからかな、なんていう風にも思うんですが、そういうものが幸福なんだと思い込んでしまっていることもまた、ストレスの一因になっていると思います。
人の幸せって、もっと落ち着いて、穏やかなものだと、私は思うんです。
・・・年寄りくさいでしょうか(笑)。
つまり、ダイエットは自分作り
まとめてみるとこういうことです。
- ダイエットは新たな習慣作り。
- それには、ストレス無く自分が取り組めることを習慣にする。
- 何をするかは自分で探す。
- その中で、自分の幸福観をはっきりさせていく。
項目の間はかなり飛んでいますが、要は自分自身を発見すること、なんです。
自分はズバリ「これ!」ってものがすぐ見つからなくても、こういうのが自然な自分かも知れないな、と感じるきっかけをつかめたら、それを試したり、補強したり、ということがあってもいいと思います。
いずれにしても自分の価値観を定め、それに沿って自由に生活を作って行こうと覚悟を決めると、ものの感じ方が変わってきます。
ダイエットに話を戻すと、食べ物の好みやメディアとのつきあい方が変わってくる。
自分が求めるものがはっきりすれば、あれこれの情報に突きまわされることなく、落ち着いて自分の暮らしを築いて行くことができます。
自分の人生の主導権が、自分の手のうちに入ってくる感じです。
私が大事にしたいと思っていたこと
昨日の記事を書いていて、自分で気づきました。
なぜジョギングじゃなくて、ウォーキングなのかな、と自問してみたら、はっきりした。
私が求めているのは、要するに心の平静なんだな、って。
平静を妨げるものを遠ざけ、同時に、平静を保つための自分の力を高めるために、早起きとウォーキングを使って来たような気がします。
かつては日中のストレスを癒すため、飲み食いしながらテレビを見て夜更かししていた。その時間に替え、早起きして外に出て、風景や自分の胸中を眺めながら身体を動かす。この夜と朝との時間の交換が、私の生活の質にとってどれほど大きな転換になったか知れません。
自分の根本の望みが満たされる、あるいは満たす営みにきちんと取り組めるようになると、日常的な不満が多少あっても、受け入れられるようになります。ストレスから飲み食いに走ることも減っていく。
そうです、飲み食いに依存して太るのは、結局、心が満たされていないから・・・
さっき保留しておいた疑問がありましたね。
新たにとりいれるものは、必ずしも運動系でなくてもいい、のはなぜか?
もちろん好きなことが運動だったら結果も早くでやすいですが、仮に手芸や読書、ブログ書きや、たとえお料理であったとしても(!)、それが自己実現につながるならストレスが減って行くと思うんですよね。
いろいろ書いてますが、私は言うほどたいした人間ではなく、どこにでもいるおじさんです。
ただきっと、傍目にはけっこう明るくにこやかに映っているのではないかな、って思います。
以前は全然違ったんですが(笑)
書きたいまま連ねてしまい、また長くなりました。
何かヒントがあれば嬉しいですが、ともかく最後までご覧くださったみなさん、どうもありがとうございます。
今日はちょっと大きな話になってしまいましたが、次の記事では、ダイエットの要である「継続」を実現するためのコツについて書いています。
情熱に頼らず、このところに気を遣っていけばうまくいきやすい、ということをまとめましたので、よかったらご覧ください。
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早起きウォーキングダイエット・今朝の記録
起床は4:32。
朝一体重は72.3kg。
ここまでの歩数が11474歩。
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