リバウンドは、いつでも痩せられる、と言いつつ太っていく

いつでも痩せられる、と言いつつ太っていく、の巻 ダイエット

一度は鮮やかにダイエット成功。減量した体重は実に15kg!
方法は朝の10kmウォーキングのみで、一週毎に着実に落としました。

面白いように体重が落ちて行くので飽きることも無く、モチベーションも高いまま。
ダイエットなんて辛くないし、むしろ面白い♪

脂肪にうもれていた腹筋がみるみる際立って行くのを毎朝眺めながら、そんな風に思っていた、かつての私・・・。

Sunrise on the Ohio River
Sunrise on the Ohio River / LouisvilleUSACE

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成功体験の後日談

上は、30代の時に初めてダイエットした頃の話です。

これにはさらに後があります。

60kg台の前半まで体重が落ちると、それ以上減らなくなりました。
増えたり減ったりしながらも、確か62kgあたりに壁があり、それ以上は痩せない状態が続きます。

「まぁ、こんだけ痩せたんだからいいかな♪」

という感じで、ダイエットの意欲はかなり減退。
実際、標準体重を大きく下回っている状態。
これ以上痩せても逆にガリガリになってしまうということで、もっと痩せよう、とは思わなくなりした。
ダイエットにも終わりはあっていいですよね?

ただ、ウォーキングの習慣は持ち続けようと、その後も続けていたのです。

ところが・・・

ま、話が長くなってもアレですから、結果を書いてしまいますね。

その後、一年くらいで体重はほぼ元通り。むしろ1〜2kgオーバーすることも。

このリバウンド期間には、

  • やめていた平日ビールが復活(+つまみ付き)
  • ウォーキングの距離減少

がありました。

これら二つとも、たいへんだらしないことなのですが、もっといけないのがメンタル。
体重がじわじわと増えて行く間中ずっと、

オレはいつでも痩せられる

と思っていたのです。

「早起きウォーキングを復活させれば、いつでもあの時のように着実に体重を減らしていける。今はちょっと休んでいるだけ。」

体重をコントロールする自信があったため、太ってもすぐ取り返せる、と思っていたわけです。

恐るべしヨーヨー現象!

リバウンドを繰り返すと起きること

この時私は、いわゆるリバウンドというものを経験しているという自覚はあったのですが、ヨーヨー現象という言葉までは知らなかった。

ダイエットに初めて取り組む方のなかには、私と同じようにご存知しないかたもいらっしゃるかも知れません。おもちゃのヨーヨーに例えて、減量とリバウンドを繰り返すことです。ウェイトサイクリングとも言われています。

ヨーヨー現象の怖いのは、体重が減ったり増えたりを単純に繰り返しているわけではない、ということ。
確かに、体重計の数字としては増減の往復運動なのですが、その時体内では別の、おそるべき変化が起きています。

体重を減らしている時にはたいてい食事制限をしますので、多くの場合、筋肉量も減って行きます。
これに加えて、身体は少ない食事に慣れるため、燃費効率のいい体制に移行する。
両輪揃って、代謝の低い状態がつくり出されていく。

こうなると、ダイエットを止めて以前の生活習慣に戻したとき、それがたとえ同じ習慣であったとしても、以前より脂肪がつきやすくなっています。

ヨーヨーよろしく、こんな増減を何度も繰り返せば、どんどん太りやすい体になってしまいますね。ダイエットの努力が全て太る体質づくりになってしまうなんて、悲劇です。

二度目のダイエットは一度目のようにはいかない

おわかりの通り、痩せたり太ったりを繰り返すのではなく、一度だけ往復したとしても、代謝の悪化は生じ得る。

ということは一度リバウンドした体では、以前と同じ方法でダイエットしても、以前と同じようにサクサクとは痩せて行かない、ということ。

プラス、加齢による自然な代謝減が、私の場合にはありました。
そういうわけで、その後は長期の低迷・体重の高止まりに苦しめ続けられることになります。

「なぜ痩せないんだ」
「なぜうまくいかないんだ」

・・・けっこうキツかったですね。
人の身体とは複雑なものです。それでいろいろ勉強もしました。ヨーヨー現象という言葉に出会った時には、もっと早く知っておけばよかったと感じました。

ダイエットの仕方で、すでに成否の半分は決まっている

体重が減ってからが、むしろ本番

という次第で、ダイエットするなら、ぜひともこのリバウンドを避けたいところ。

体重を減らすことに注目しがちですが、減ったとしてもダイエットは道半ば。その後をいかに維持できるかどうかが、むしろ勝負だと思った方がいい。だって、リバウンドしてしまったら、次はもっと不利な取り組みを迫られるわけですからね。

ですから、「今日から一週間はダイエットする!」みたいな方式で、体重計の数字だけ減らすのはお勧めできません。やはり長い目で見て、持続可能な方法を選ぶのが吉。

若い人は体力もあって無理もきくので、つい短期決戦をやりがちですね。
ま、若い人はそれでもいいかも知れません。元々の代謝が高いですから。それでも後々のためには、ヨーヨー効果を少しは頭に入れておいたほうがよさそうです。

痩せ方の違いがその後を決める

ヨーヨー現象の進み方を見るとわかる通り、ポイントは筋肉量です。
いかに筋肉量を落とさずに痩せて行けるかが、その後に大きく影響します。

筋肉は脂肪に比べて重いので、重いものを保ったまま痩せて行くのは一見効率が悪そうですが、むしろ長期的に見て太りにくい体質が得られる。まさに「急がば回れ」ですね。

私自身はヘタれなので、筋トレはとても苦手です。
毎朝歩くなかでジョギングを少し交えたりしていますが、体重が一定程度減った今の課題は、まさにこの「筋肉量をどうコントロールするか」。

ダイエットを止める・ダイエットの終わり

我慢のダイエットの終わり

ところで、ダイエットを止める、とはどういうことでしょうか?

諦めてしまう場合を除けば、あらかじめ決めた目標体重に到達したから、もうやめる。

普通に考えるとこういうことかも知れませんね。
そして、

もう食べるの我慢しなくていい。
キツい運動しなくていい。

我慢メインでダイエットに取り組んでいると、ゴールはバラ色に見えます。
到達すれば元の食習慣にまた戻せる、早く達成してしまいたい、そうすればダイエット止めて、楽になれる。

でもそれって、リバウンドへの道ですよね。
リバウンドしちゃったら、次はもっと我慢しなきゃならない。上に書いたみたいに。

我慢のダイエットは、体重を減らして行く過程でも失敗しやすいです。
端的に言えば辛いし、不自然だから。

自分でデザインした習慣へ

ダイエットというものは多分そうじゃなくて、食べ方も含めたそれまでの自分の習慣を、別の習慣に切り替えて行くことのような気がしています。

だから目標体重に達したからと言って、元の食べ方には戻らない。
元の食べ方には二度と戻らないから、新しく身につける食べ方はそれなりに素敵で、楽しめるものであって欲しい。

ダイエット中はこんな風に考えて、新しい自分の食習慣を自分でデザインしていく、というつもりでとりくむのがいいと思うんです。
もちろんこれは食べ方にとどまらない。
生活習慣全体も、もちろん見直していい。
太りにくくて素敵で楽しい、そういう習慣づくりを工夫していくと、目標体重に達した後でも、自然とそれを維持していけると思うんです。以前より楽しければ、二度と戻ろうとは思わないでしょう。

考えようによっては、これって新しい人生かも知れない、と思います。

私の場合、早起きウォーキングをコアにした朝型生活。
振り返ってみれば、人生を変えた習慣と言っていいかな、と思います。
10kg超痩せた今も、止めようとは思いません。

目下の課題はビール(笑)
これは毎晩誘惑にかられます。
偉そうなことを書いてますが、このあたりはまだ工夫が足りていないところ(笑)

またずるずると長くなってしまいました。
最後までおつきあい、どうもありがとうございました。
みなさんもよい習慣をぜひ工夫してみてください。

ヨーヨー

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早起きウォーキングダイエット・今朝の記録

起床は4:32
朝一体重は72.9kg
ここまでの歩数が11688歩

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