ダイエットを成功させ望む体型を手に入れるには、継続した努力が必要だと言われます。でも、確実にダイエットを成功させるには、そのダイエットの努力を努力と感じなくなるくらい、自然な習慣として自分の生活に組み込むことがたいせつです。
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ダイエットは散漫な方が継続しやすい
楽しそうなダイエット方法が流行ることがあります。興味をひいたりオシャレだったり、そんな楽しめる方法なら、続けやすそう、と感じますね。逆に、やや過激なほどハードな方法が流行ることもあります。苦労すればするほど効果が上がる、ように思うので、チャレンジ精神が鼓舞され、続けようと奮い立つ。
でも、ダイエットを試みたことのある人ならおわかりのとおり、どちらの方法も継続するのはけっこう難しい・・・。
これらのような意識を集中させるダイエット方法より、散漫な意識でもとりくめる方法のほうが、私は続けやすいと考えています。お勧めは早起きウォーキング。
人によって合う・合わないの違いはあると思いますが、私自身は四ヶ月で10kg、やんわりとノーストレスで体重を減らすことができました。
早起きウォーキングは地味な方法です。パッケージとして華々しく宣伝され、売られているダイエット方法と比べると楽しさも微妙。これなら痩せられるかも? とわくわくするようなことも無いし、やってるぞ! という高揚感もありません。むしろだらだらとルーチンを続けているように、傍からは見えることでしょう。
ですが、実は後者のほうがクリエイティブな楽しみに満ちている、ということを、こちらの記事で書きました。

要点は、楽しみを自分で見いだすこと。
楽しみを見い出し、拡げる
パッケージされたダイエット方法には、あらかじめ準備された刺激が何かしら備わっています。ですが早起きウォーキングはただ早く起きて、歩くだけ。最初こそ早朝の新鮮な刺激があるかも知れませんが、何度か続けているうちに普通のことになっていきます。そこで飽きて止めてしまう人も多い。
ですが、朝の新鮮な爽やかさの中に、さらに踏み込んで興味を見いだせた人たちは習慣化に成功しやすい。自分から楽しみを見いだすコツを一度つかむと、次々に興味の対象を拡げて、楽しむことができるようになります。
特にウォーキングダイエットの場合、身体を動かすこと自体に過度の集中を必要としません。歩くのは反自動。なので、意識を何に向けるかは比較的フリーです。
考え事をしていても、よそ見をしていても、交通量が多いなど危険な場所でない限り、大きな問題はありません。
早朝ウォーキングの楽しみ・put流
そうは言っても、漠然としていてよくわからないや、という方もいらっしゃるでしょう。
ですので、私なりの興味の拡げ方の具体例を以下に挙げてみます。
非常にプライベートな楽しみなので、少し恥ずかしい気もします。加えて、傍からみると「何それ??」的なものだろうとも思うのですが、もしご自身でも体験したら「なるほど、こういうことか!」と納得していただける場合もあるのではないかと思います。内的に見いだす楽しみというのはそういう性格のものです。そしてその喜びは、内的であるが故に、頭で予想しているよりも、けっこう深いものです。
星の世界を知る
最近ハマッていることから書いてみます。
秋分を過ぎて、日の出の時刻は日々遅くなっています。
私がウォーキングに出発する4時半から5時くらいの時間は、まだまだ真っ暗。歩きやすいとは言えませんが、こんな時こそ星を身近に感じるチャンスです。
まずは基本の星座から
北斗七星やオリオン座がわかる人は多いと思います。まずは子どもの頃眺めたそのなつかしい星座を眺めて、童心を思い出してみるのもいいと思います。大人になって忘れていたロマンチックな感覚が蘇るかも知れません。
例えば冬の大三角
オリオン座がわかる人は、向かって左の肩の明るい星、ベテルギウスに着目してみましょう。近くを探すと、そのベテルギウスと一緒に正三角形を形作る明るい星があと二つ見つかります。これが冬の大三角。二つの星はシリウスとプロキオンという名で呼ばれています。
三角形の中には天の川が流れているとのことですが、残念ながら私の住んでいる場所はそこまで空が暗くないので、見るのはいつかのお楽しみです。
惑星を見たことは?
本日これを投稿していますが、すぐに早朝の空を見ようと思ってくれた人には、ぜひお勧めなことがあります。
5時くらいの東の空には今、金星と木星、そして火星が並んでいます。明けの明星とか宵の明星と呼ばれる金星は群を抜いて明るいので見つけやすいですが、木星、火星となると、見たことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日私は、太陽に近すぎて見えにくいと言われている水星も見ることができました。
忘れてならないのが、流れ星。今朝も二つ見ました。
お勧めアプリ
星を眺めながら気になったことを、あとでアプリで確かめています。
使っているのはオープンソースの「ステラリウム」。時刻の指定もできますし、星座の様子から星の名前までたいていのことは教えてくれる、かなりの優れものです。PC版ですが、スマホにも天体観測用のアプリはいろいろあるのではないでしょうか。
今天頂にある半月は、明日にはどうなっているかわかりますか?
日々決まった時間に歩くと、星の運行の様子も自然に身に付いてきます。
ソウル・ツリーを持とう
朝が明るい季節には、植物の観察がお勧めです。
毎朝決まった時間に決まったコースを歩くと、なじみの樹ができてくる。ちょっと特徴があったり、大樹であったり。
イチョウやカエデならすぐにそれとわかるでしょう。でも、もし気になった樹の名前がわからなかったら、すぐに調べたりせず、そのままにしておつきあいするのもよいと思います。そのほうが、より深く知ることができるから。
名前を知ると、そこで思考が止まってしまいがちです。知らなければ葉の形、実のつき方、木肌の感じなど、細かく見ることになりますし、興味も深まっていきます。別の場所で同じ種類の樹があったら、すぐにそれとわかるようになります。名前を知らなくとも。
季節毎に表情を変えて行く樹の様子を見続けることは、誰にでもできることではありません。何らかの目的をもって観察している人のほかには、習慣的なウォーカーだけじゃないでしょうか。
ここに書いたような具合で懇ろになった後でその樹の名前を知ると、深い感慨を味わうことになります。以後、決して忘れることはないでしょう。
私のお気に入りは川沿いのネムの樹と、同じく川沿いにそびえるセンダンという大きな樹です。
楽しみもろもろ
これから学びたいと思っているのは鳥。
ウォーキングの最中に耳を澄ますと、実にさまざまな鳥の声が聞こえてきます。
朝は鳥が鳴く時間帯に当たっているのでしょうね。それに早朝は、車の通行などの生活音がありません。澄んだ空気をふるわせて耳に入ってくるさえずりは、とても爽やかなものです。
樹木の観察と似ていますが、季節ごとの風景の変化も、見ていると飽きません。
ひとり密かに楽しんでいるのは、目の前の冬景色に夏の盛りの記憶を重ねてみたり、逆をやったり。
これも、継続的なウォーキングをしているからできることですね。
身体は痩せて、心は豊かに
こんな具合なのですが、他にも挙げて行けばキリがありません。
とはいえ、どれも、人に話せば「だからどうなの?」ということばかりですよね。そう感じた方も少なくないでしょう。おっしゃるとおり、ごく個人的な、心の満足としか言いようがない楽しみです。
ですがウォーキングダイエットを継続する上では、十分にしておつりが来る楽しみと言えます。
これらのおかげで、それまでの暮らしでは忘れてしまっていたこと、気づかなかったこと、興味すらもっていなかったことなどが、私の抽き出しに入って来ました。
私自身、ウォーキング中の暇つぶしに始めたことが、思わぬ世界を拡げてくれたわけです。
多かれ少なかれ、早朝ウォーカーはこういう楽しみを知っていると思います。
そしてそれが彼らに、何か心の余裕のようなものをもたらしているように思えてなりません。朝にすれちがう見知らぬ人々の間に不思議な連帯感を感じる理由は、こんなところにあるのかも知れないと思います。
話が逸れました。
ウォーキングの楽しみを発見し、深めて行くには、歩いている最中のちょっとした心の気づきを無視せず、むしろ大切にして、興味を向けてみるのがよいと思います。そうすればきっと自分なりの楽しみ方が見つかって、ダイエットの成果とともに、自分の中に新しい抽き出しを作っていけると思うのです。
最後までありがとうございました。
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早起きウォーキングダイエット・今朝の記録
起床は4:21。
朝一体重は72.9kg。
ここまでの歩数が11879歩。
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