「早起きは三文の徳」とよく言われます。
じっさい早起きのメリットは、数えればキリがないほど。
自分の興味はダイエットですが、早起きウォーキングは気分もいいし、楽に効果を上げていけます。経験的にも実感しますが、精神、肉体の両方によい影響があり、生産性もアップする。
まさにちょっとおトクな早起きなわけです。
Jesen / Autumn / 秋天 / Artist in doing nothing.
ところで三文の「徳」なのか、三文の「得」なのかについては、あまり定かではありません。
どちらの表記もよく見かけるけど、徳のほうが正しいんでしょうか?
「徳」とくればモラルを連想する。三文が道徳的な価値に結びつく感じがします。
一方、「得」となるとやや生臭い。利己的で、お金の臭いが漂ってくる。
早起きの習慣によって徳が上がることは、実際あるんじゃないかと思います。
早起きの人って、落ち着いた規律ある暮らしをしているイメージ。自分もそうなれたらいいな、と思います。
ではやっぱりこの三文、「徳」の方で決まりなのかと言えば、実際の利得もありそうな気が・・・
今日はあえて「得」の方面で考えてみたいと思います。
実際どのくらいの経済的恩恵をこうむっているのか、あるいは期待できるのか、真面目に(?)考えてみます。
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光熱費で比べてみる
まずここから、電気代。
夜更かしをすれば、それだけ電力を使いますよね。まず灯り。LEDは消費電力が少ないとはいえ、つければ電力を消耗します。早起きしすぎれば朝でも灯りをつけなければなりませんが、22時に寝て4時に起きるのと、2時に寝て8時に起きるのとでは、やはり早起きのほうが電灯を使う時間は少なそうです。
あと、夜更かししているときはたいていテレビやdvdを視たり、だらだらとネットで動画ざんまいなどしてしまいます。これも電気を使う。
逆に、早起きして得た朝のさわやかな時間を、海外ドラマの視聴にあてようとする人は少ないと思う。自分の場合は、起きたらウォーキングに出てしまうので、ますます電気とは関係ありません。
夏や冬なら、空調の費用も発生します。電灯やPCと違って、これらはそこそこの金額になります。
夜は夏冬ともに必要なことが多いですね。でも夏の朝の冷房は要らない・・・あ、私の住む福岡では、ですが。
再び書きますが、私自身は朝は家にいないので、冷暖房どちらも関係ないです(^^;)
料金としてそれほど大きな差が出るわけではないし、起きている時間の過ごし方、住んでいる場所の気候などでも変わるでしょうが、どちらかと言えば早起きのほうが、僅かに得だと思えます。
得する「三文」の程度を、それほど大きくはないがちょっとした額、だと理解すれば、電気代に限ってみても、そのくらいの利得はあるのかも知れません。
ときたまある拾いもの
早起きをして散歩に出ると、ごくたまにですが、お金が落ちていることがあります。
10年やって三、四回ってとこでしょうか・・・少ない?
福岡の人はしっかり者なのかな?
それはともかく、「早起きは三文の得」と言うときのイメージは、まさにこんな拾い物をするイメージではないでしょうか。
本筋から逸れますが、「早起きは三文の得」という状況を思い浮かべると、
今朝早起きしてみたら、いいもの拾った♪ or いいもの見つけた♪ or いいことがあった♪
という感じかと思います。
いつもと違う行動パターンをとったら、いつもと違うものと出会った。
そして早起きした人は気分がよい状態にあるので、その出会いにプラスの意味を与えやすい。
そういうことだろうと、自分は理解しています。
ちなみに私は、お金を見つけても、拾わずに放っておくことにしています。
というのも、拾ってしまうと三文の得がそれで終わってしまうような気がするから。
欲が無いわけではなく、むしろ三文を最大限にしようという欲張りな気持ちから、そっとしておきます。
ここまで書いた得はホンのささいなものにすぎませんが、早起きの実際のポテンシャルはこんなものじゃないと思うんです。
生産性アップが具体的な所得に
さっきの話に戻りますが、出会ったものによい意味を与えやすいのは、早起きした時は体内のコンディションがよくなっていて、気持ちが積極的になっているからだろうと思う。
大きく影響しているのはセロトニンあたりでしょうか。
朝早くから光を浴びてセロトニンの分泌を促すと、仕事の生産性も上がってくる、と言われています。これを真に受ければ、早起きにはまさに経済的効果そのものがある、と言ってよさそうです。
例えば、出勤前ぎりぎりに床から脱け出し、朝食もそこそこに通勤電車に乗って、眠気が落ち着いた頃には空腹感で昼休みを待つ、、、というようなコンディションと比べたら、早起きした人との差は歴然としています。
早く起きればそれだけ出勤前の時間に余裕ができ、一日の計画を立てて準備も整えられるし、朝食をよく噛んでゆっくり食べられる。食後のコーヒーでしっかりと目を覚まし、落ち着いて選んだネクタイを締めていける。
こうしたことは、日中の仕事にプラスに働くでしょう。
日常的に生産性を上げられれば、それだけ重要な仕事を担当するチャンスも増える。ひいては仕事上の立場にも影響し、収入にも繋がってくる。
早起きを習慣にしている著名人はたくさんいて、自身が資産や名声を築けた原因として早起きを挙げる人も少なくありません。だとしたら、早起きの経済的利得は、とうてい三文にはとどまらないですね。
潜在的に価値を生む習慣
早起きの習慣は健康にも追い風です。
早起きすれば自然と早寝したくなり、早く寝れば身体の疲労を回復させる成長ホルモンを後押しできます。いわゆる22時から2時のゴールデンタイムというやつ。
夜更かしして深酒をする時間も理由もないので、寝ている間に肝臓や胃腸をしっかり休めることもできます。
こうした規則正しい生活がどのくらいの利得をもたらすのでしょう?
逆に考えてみます。
毎夜の飲酒と夜食の不規則きわまりない生活を続けていれば、自然とメタボリック寄りになる。そのうち着られる既製品が無くなり、割高な特大サイズで衣料コスト増。
衣料だけで済めばいいですが、放置していればいずれは病院通いになる。そうなれば今度は医療費が重くのしかかってきます。病院に通う時間も必要になるから、それらにかかる経済的・時間的なコストはとても「三文」のイメージにはおさまりそうにありません。
習慣は遺伝する
自分は「よい習慣は財産だ」と考えています。
もし家族がいるなら、あなたが早起きの習慣を実践していれば、家族も早起きになる確率が高まります。
ちなみに我が家は、はじめは私だけが5時台に起きていました。でも今は、私も含めて全員、4時台に起きています。
電気代や拾い物の利得は微々たるものですが、生産性向上による収入増や、規則正しい生活による健康リスク回避を考慮すると、潜在的に得する額はかなり大きなものになります。そしてそれが家族全員にも広まるとしたら、効果はさらに倍加されます。
それだけじゃありません。
習慣は遺伝していきます。
最近は社会的格差の問題が深まっていますが、豊かな人たちには豊かになるそれなりの理由がある。もちろん事情は個々様々でしょうけど、本人たちが言うとおり早起きをきっかけに生産性を上げ、心身の健康を保つことで生活の質を厚くしていった人たちも多勢いるはずです。
そういう人たちの二世、三世は、よい生活習慣を受け継ぐ確率が高い。
「三つ子の魂百まで」などとも言いますが、若い頃はともかく年齢が一定以上になると、子どもの頃の生活習慣が自然と蘇って来たりします。その時、早起き習慣の中で育った人は、そうでない人より、それだけでも有利だと思います。
いかがでしょう? こうして考えると、早起きで得する三文の価値、決してあなどれないと思いませんか?
昨夜決めた時間に起きられるか否か、それがひいては大きな違いに、、、(^^;)
「う〜ん、早起きがいいのはわかっているんだけど、なかなか起きられないんだよなぁ、、、」
次の記事ではそんな皆さんに向けて、私なりの早起きの方法をまとめています。
ツボを押えれば超・早朝に起きるのもそれほど難しくないと思います。
なんたって大の朝寝坊だった私が、今や4時半起きが普通ですから(笑)

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早起きウォーキングダイエット・今朝の記録
起床は4:32。
朝一体重は73.7kg。
ここまでの歩数が11186歩。
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